初めて家族が左足部の靭帯断裂により松葉杖とギプス生活になった時、足にギプスを巻いた生活の苦労を目の当たりにしました。
足にギプスを巻いたままでの生活は入浴を始め、外出なども気をつける事が多いです。
ギプス固定はずっとではなく一時期のものですが、初めての経験ではいろいろと戸惑う事が多いと思います。
今回、私の家族の経験より足にギプスを巻いた生活で必要と感じたもの、手作りでできるもの、用意しておくといい物などをまとめました!
不便も多いギプス生活ですが、この記事が少しでも誰かの役に立てれば幸いです。
ケガをして人生で初めて足にギプスを巻き、松葉杖生活を経験しました。
初めては何をやるにも分からない事ばかり・・・
リハビリ職員の私でも、病院と家での生活の違いに戸惑いました!
松葉杖での注意点などは別の記事で紹介しているので記事最後をご覧ください。
- ギプスをしたままのお風呂の入り方
- ギプスで屋外へ出かける時のアイテム
- ギプス生活で必要な物
- ギプス装着中の注意点
足にギプスをしたままお風呂へ入る方法
【 ⇧ お風呂の時:ナイロン袋のギプスカバー 】
足にギプスを巻いた状態でお風呂を入る時、まずはギプスが濡れる事を防止する必要があります。
ネットで調べると専用のカバーも売っているのですが、ギプスを巻いた当日はもちろん持っていません!
そこで応急的にナイロン袋をかぶせ、テープでしっかりと水漏れを防いでみしたが、これでしっかりと防水可能でした!
また、ギプス固定中は湯船につかる事は避け、シャワーのみの入浴をしていました。
【 ⇩ 足用防水カバーの参考商品 】
もし長期間のギプス固定が必要であれば、毎回防水カバーを手作りするよりも簡単で便利かもしれませんね。
ギプスで屋外へ出かける時のカバーや靴
足にギプスは巻いたままなので、屋外の地面にギプスを接地すると部屋の中が汚れてしまうため、屋外へ出る時はギプスの汚れを防止する必要があります。
※ギプスを巻いた足に体重を乗せられない場合、ギプスは地面に接地しないので汚れませんが、体重を乗せていい場合は対策が必要です!
ギプスの上から靴は履けませんので、屋外ではサイズ調整できるベルト付きサンダル、屋内(職場など汚れる可能性がある場所)ではゆるい靴下をはいていました。
【 ⇩ 100円均一で売っているカバーソックスを使用 】
【 ⇩ ギプスにカバーソックスを履かせた様子 】
【 ⇩ 外出時のサンダルを履く様子 】
【⇩ 調整できるサンダルの参考商品】
僕の場合、ギプスを巻いたまま布団に入る事を考えて、屋内でも歩く時はカバーを履いて汚れを予防していました!
その他、ギプス生活で必要なもの
裾のゆったりとしたズボンを用意する
足にギプスを巻いていると足首のゆるいズボンしか履けません。基本はジャージで生活をしていました。
暑い時期なら短パンでも良いと思います。
皮膚が乾燥してくるのでスキンケアを用意する
入浴時に洗えない足の指、ギプスのきわなどはボディシートで拭いたり、皮膚が乾燥しやすくなるのでクリームにて保湿が必要です。
ボディーシートは体調の悪い時や災害時などの入浴ができない時にも役に立つので常に準備して置いておくと重宝しますよ!
寝る時にギプスの当たりやむくみを防ぐ物を用意する
ギプスを巻いている足をまっすぐにしている姿勢がつらい時があり、タオルや枕で好みの高さを作り足の下に置いていました。
【 ⇩ 足の下に入れる枕は痛みなどに合わせて高さを調節する 】
ギプス装着中の5つの注意点
①患部やギプスに異常がないか確認する
<チェックする事>
- 患部や患部側の腕・足に腫れなどがないか
- ギプス自体の破損や濡れていたり、腐食していないか
②固定されている部分が痛む、足の指が痛みで動かせないなどの症状がみられたら、病院にすぐ相談する!
③むくみや腫れを起こす場合、患部をなるべく心臓より上の高さにしておく!
④ギプス内が蒸れると皮膚トラブルにもあるため、汗をかかないようにする!
(入浴はシャワーがおすすめです)
⑤安静期間中、動く部分は筋トレをする!
ギプスで固定されている部分は動かせませんが、その他の部分は動かさないと筋力が低下してしまうため、安静期間は足の指先やその他動く部分の筋トレをしておきましょう!
今回の足部の靭帯損傷の場合は、股・膝関節までは動くので股関節周囲や膝の運動や足の指先の運動を行います
<筋トレの例>
- 座った状態でのもも上げや膝伸ばし
- 足の指の屈伸や指先でのタオルをたぐりよせるタオルギャザー
※受傷した部位や内容により安静にしておく必要があったり、痛みが起こる場合があるので、筋トレをする場合、主治医やリハビリ職員と相談してから行って下さい。
※すぐに相談できない場合は、痛みのない程度に動かせる範囲、低負荷からの運動をおすすめします。
足にギプスを巻いた状態でお風呂に入る方法やギプス生活に必要な物や注意点のまとめ
- ギプスを濡らさないようにする
- ギプス内は、蒸れない・汗をかかないように注意する
- 患部の腫れやむくみがある時は心臓よりも高く置く
- 患部や患側に痛みや腫れなど異常がある時は病院へ相談する
- 動かさない事でので筋力低下を予防する
ギプス生活では、ギプス自体の保護や患部の状態観察などが大切です。
ケガをした時は、初めてギプスを巻いた生活に戸惑う事も多いかと思いますが、この記事も参考に色々と家にあるものを使いながらお風呂や外出も継続できるようにしていきましょう!
僕は安全に配慮し、2週間の固定でギプスと松葉杖はさよならしました!
同じような境遇の方も、安全で快適な時間を過ごして早く回復できる事を願います!