私達は常に現実を見ているようで、本当はそれぞれの思い込みのレンズを通して物事を見ています。
毎日が自分にとって楽しい日々であればポジティブな思い込みが多いのかもしれませんが、生きづらさを感じている方にとっては無意識のうちにネガティブな思い込みで物事を判断しているのかもしれません。
生きづらさに悩んでいる方は、まずは、現実世界に影響を与えている自分の持っているネガティブな思い込みに気付き、その思い込みを手放す方が幸せになれるなら、ネガティブな思い込みを手放して心を楽にしていきましょう!
- 「思い込み」とはどのようなものなのかが分かる
- なぜネガティブな思い込みが作られるのかが分かる
- ネガティブな思い込みを手放す方法が分かる
ネガティブな思い込みを手放す方法は?思い込みとはどのようなものか?
人が生きる上で、この世の中には現実・真実というものがあります。
(ただある、そのままのもの)
それを、人それぞれ違う価値観を使って判断しています。
例えば、現在の日本では「お金がある=幸せ」という世間で作られた思い込みがあります。
この価値観は他の国では違う場合もありますし、日本でもお金があっても心を許せる家族や友人が一人もいない状態の人を幸せで羨ましいと思えるでしょうか?
このように、世間で作られた価値観(思い込み)によって私達は左右されることが多いです。
今の自分が無職で貯金額も少ない時、それは確かに不安で未来が見えないかもしれません。
しかし、家族みんな仲良く、好きな人とも心が通じ合っていればどうでしょう?
「お金がないから不幸」ではないはずです。
このように、自分における『ただの現実』を、世間で作られた価値観で見てしまい、「その枠に入らない自分は悪い」と思い込み、自分を否定したり、自己嫌悪に陥ると生きづらくなってしまいます。
「~しなければ」「~すべき」という考え方などにしばられる、ネガティブな思い込みに振り回されている状態になっています。
逆に、「お金がなくても幸せ」という価値観の国で生きていれば、家族みんな元気で一緒にいられる事が幸せだと思えますよね。
(お金はなくても幸せになれるというポジティブな思い込みがある)
「ただそこにあるだけの物事」に対して、人はそれぞれ何かしらの思い込みで現実を判断しています。
生きづらい方は、その判断の多くが自分に対して厳しく、否定的・批判的な価値観で見ていることが多いんですよね。
- 人はそれぞれの現実に対し、違う価値観(思い込み)で判断し物事を見ている。
- そのため、判断基準がネガティブであると、物事の多くがネガティブなものに感じてしまう・・・
私達は無意識のうちに世間で作られた思い込みを自分の価値基準として、判断していることが多いと分かりましたが、なぜそのような思い込みができてしまうのでしょうか?
次は、ネガティブな思い込みがなぜ作られるのか解説していきますね。
ネガティブな思い込みはなぜ作られているのか?
では、このような無意識に刷り込まれたネガティブな思い込みはどのように作られたのでしょうか?
同じ物事を見た時でも真逆のプラス思考、ポジティブ思考で考える人もいますよね。
私達の生まれた直後はまっさらな状態です(赤ちゃんは純粋) 。
そこから現在までの育ってきた周りの環境の影響を受けます。
残念ながら否定的・批判的な発言ばかりの親に育てられると「できない自分はダメ」「できない自分が悪い」と自己肯定感が低く、マイナス思考・ネガティブ思考になりやすいのです。
逆に愛情たっぷり、全てを受け入れてくれる親では、自信もつき、ポジティブで前向きな性格になりやすいです。
赤ちゃんや子供の頃はそれほどまでに親や周りの影響が強く、自分ではほぼどうすることもできません。
このように思考や考え方の癖が作られる中、さらに、世間での一般的な常識を教えられて育つので、より強固な思い込みが作られていきます。
(例:「マイナス思考=悪い」なのでマイナス思考の自分は悪い・・・)
また、人生の中で大きな失敗や挫折からトラウマ(大きな心の傷)を形成された場合も、その後「失敗を繰り返したくない」とマイナス思考になりやすいです。
私達は、生きていく上で子供の頃の親の影響や世間の常識などからあらゆる思い込みは作られていく。
子供の時の周りの環境が大きく影響するので、自分ではネガティブな思い込みが作られることをどうすることもできない、とあきらめてしまいそうですよね?
しかし、このようなネガティブな思い込みは今からでも自分で手放すことができるんです!
では、次は実際にネガティブな思い込みを手放す方法について解説していきますね。
ネガティブな思い込みを手放す方法
では、実際に自分の中にできてしまった、ネガティブな思い込みを手放す方法をご紹介しますね。
まず、今までに作られたネガティブな思い込みの思考の癖は、日々意識したり、自己暗示にて無意識にも働きかけることで徐々に変えていくことができます!
ただ、トラウマや根深い思い込みを手放すことはすぐには難しいです。
心的外傷後ストレス障害(PTSD)レベルのトラウマとなると、一人ではなかなか癒すのは難しいので、精神科・心療内科などの専門機関などでしっかりと相談しながら癒していくと良いと思います。
自分自身でネガティブな思い込みを手外す方法は気づくこと
自分自身でネガティブな思い込みを手放す方法としては、今までの過去を振り返り、どんな価値観が自分の中にあるのかを整理し、自分の持っている思い込みに気づくことが大事です。
そして、その思い込みのせいで、自分が苦しんでいると分かれば、思い込みを手放すように作業を進めることができますよ。
自分の過去を振り返り、自分自身を受け入れることができれば自分で少しづつネガティブな思い込みを手放していくこともできるので、書き出して振り返る作業はとても大事です。
人によっては、辛い記憶を振り返ることが苦痛となる場合もあるので、そんな時はカウンセラーなど専門の方と一緒にやる方が良いと思います。
自分のことを知り、自分を受け入れることでネガティブな思い込みに気付き、手放せるようになる。
ネガティブな思い込みに振り回されないために大切なこと
物事の良い・悪いは自分の思い込みからの主観的な判断で行っているため、その主観を働かせないことも大切です。
<主観を働かせないために>
- すべての人はそれぞれ自分の価値観で判断していると知っておく
- 自分の価値観だけで見ずに、事実だけに目を向けて、多方面から可能性を考えてみる。
- 「本当にそうなの?」と問いただす。
その時に、「周りのみんながやっている、大勢の人がやっているから正しい」という考えは注意です!
極端な話ですが、人に流されて多数決をよしとする思考があるからいじめがなくならないのです。
自分一人で心細くても、間違ったことを正しいと思い込むことはやめて下さい。
自分が物事を見る時に、主観で判断していることに気づき、まっさらな状態に戻すことを意識すると世の中の思い込みに振り回されにくくなります。
まずは、思い込みに気づくことが大切ですよ!
- 思い込みに振り回されないためには、主観を働かせないで物事を見る。
- 「本当にそうなの?」と自問を繰り返す。
気功やスピリチュアルの世界でネガティブな思い込みを手放す方法
気功やスピリチュアルの世界では、ネガティブな思い込みを「ブロック」とも呼び、「ブロック解除」としてヒーラーなどに手伝ってもらいブロックを手放す場合もあります。
自分にどんなブロックがあるのか自覚がない場合も、ヒーラーからどんなブロックがあるかを教えてもらいブロックを外してもらうこともありますよ。
できれば、自分がどういうブロックを持っているか自覚してから、ヒーラーにお手伝いしてもらった方が良いと思います。
私の習っている気功の場合、自分のブロックとなるものを「気」として扱います。
その手放したいブロックに色や形、感触などイメージしていきます。
そしてそのイメージしたブロックを天に投げたり、滝に打たれるように水で洗い流したり、炎の中に入れて燃やしてみたり、形を変えてなくなっていくまでイメージしていきます。
スピリチュアルや気功の分野ではブロック解除と呼ばれる、ネガティブな思い込みを手放すお手伝いをしてもらうこともできる。
どんな治療家やヒーラーさんに依頼するといいのか?ヒーラー選びの参考にしてください。
ヒーリングを受けるとどうなるの?注意点も紹介!
ネガティブな思い込みを手放す方法は?自分で気づき、生きづらさを解消する方法のまとめ
人は誰しもポジティブであったりネガティブである感情を持っていますが、元々生まれたての赤ちゃんは純粋そのものでどちらの感情にも偏っていません。
そこから成長する過程で周りの考え方の影響を受け、私達の思考はポジティブな前向き思考であったり、ネガティブなマイナス思考になっていきます。
現在の性格を前向きに変えようと思っても、潜在意識(無意識)の中にあるネガティブな思い込みを手放すことができないと、根本的に変えることは難しいです。
自分のマイナス思考やネガティブさで生きづらさを感じている方は、今持っているネガティブな思い込みに気付き手放していくことで、少しでも心が楽になると思います。
自分の過去などを少し振り返り、いらないと思うネガティブな思い込みを手放す方法を試して心を楽にしていきましょう。
【メンタルを整えるための関連記事】
▼「悪い方に考える癖」を治す具体的な方法を知りたい方へ
⇒悪い方に考える癖を治す方法は?プラス思考になる5つの方法と実践例を紹介!
▼仕事で失敗やミスをした自分を責めて落ち込んでしまう人、完璧主義を緩めて心を楽にしたい方へ
⇒仕事の失敗で落ち込む時のスピリチュアル的心を楽にする考え方!完璧主義を手放そう!
▼正義感という思い込みからくる怒りに振り回されたくない人へ
⇒怒らない人になりたい!正義感からくる怒りの対処方法は?