2022年12月9日に公開された映画「ラーゲリより愛を込めて」に黒い犬のクロが登場しますが、クロの話も実話なんでしょうか?
シベリア拘留を軸に置いたノンフィクション小説が原作の「ラーゲリより愛を込めて」ですが、そこに出てくる犬・クロが今話題を集めています。
そこで今回はクロのエピソードが実話なのか?またクロの犬種についても調べてみました!
またクロにスポットを当てた実話をもとにした絵本も見つけたのでそちらもご紹介しますね。
映画「ラーゲリより愛を込めて」を見てクロが可愛い!と興味を持った方はぜひご覧くださいね!
「ラーゲリより愛を込めて」のクロの話は実話なの?
嵐の二宮和也さん主演映画「ラーゲリより愛をこめて」が2022年12月9日から公開されました。
そして現在京都、東京で映画「ラーゲリより愛を込めて」の展示企画が実施されていますよ。
そんな「ラーゲリより愛を込めて」に出てくる犬・クロの話が実話なのかどうか気になる方も多くいると思いますが実話なのでしょうか?
本作「ラーゲリより愛を込めて」はノンフィクション小説を原作としているためストーリー自体は実話、実際にあった出来事のお話です。
なので、映画「ラーゲリより愛を込めて」に登場する犬のクロも実話なんですよね。
ちなみに「ラーゲリより愛を込めて」の展示企画では衣装や小道具は勿論当時の過酷な生活の様子などを写真で見ることができます。
その一部に「ラーゲリより愛を込めて」に出てくる犬・クロの様子が写った写真“氷海のクロ”があります。
クロが写されたこの写真は興安丸という船にクロが引き上げられている様子を写した一枚です。
「ラーゲリより愛を込めて」で描かれているクロについてのエピソードは奇跡のような話の為、実話ではなく作り話、と思うかもしれません。
ですが、決して作り物ではなく「ラーゲリより愛を込めて」で語られる犬・クロのエピソードはしっかりとした実話なんですよ。
「ラーゲリより愛を込めて」の作中では犬のこと“クロ”と名付けたのは中島健人さん演じる新谷です。
新谷は貴重な食料をえさとしてクロに与えたりとかわいがり、次第にクロは新谷以外のメンバーにも懐きますよ。
では、先ほどご紹介したクロが写った1枚の写真のエピソードについてご紹介しますね。
1956年12月に撮られた写真は興安丸に乗っている拘留者を追いかけ、クロが氷海に飛び込んだのを助け、引き上げられた際の写真です。
この写真を見るとクロが氷の海に皆を追いかけ飛び込んだエピソードが実話だったことがわかりますね。
クロは日本にやってくると京都府(舞鶴)で可愛がられ、クロそっくりの子犬もたくさん産みました。
氷海に飛び込む健気なクロが助かって本当に良かったですよね!
また、「ラーゲリより愛を込めて」の映画の中では、クロの子犬時代と成犬時代とを1匹ずつ別の犬が演じていますよ。
子犬時代のクロをクロスケくん(生後二か月)が、成犬時代のクロをダイキチくんが演じています。
2匹とも本作「ラーゲリより愛を込めて」がデビュー作となり、成犬時代を演じたダイキチは撮影数か月前からトレーニングをしました。
実話のクロは黒い犬なので、映画での2匹も黒いかわいい犬ですよ♪
映画「ラーゲリより愛を込めて」でのクロのエピソードも実話で、シベリア生まれのクロは日本に帰った後は京都の舞鶴にて家族もできている!
ではそんなクロの犬種は何だったのでしょうか?映画のクロの犬種や映画と実話の違いなどについて見ていきましょう!
「ラーゲリより愛を込めて」のクロの犬種は何?映画と実話の違いは?
映画「ラーゲリより愛を込めて」で登場する黒い犬のクロのエピソードは、実話でもありましたね。
では先ほどご紹介した「ラーゲリより愛を込めて」に出てくる犬・クロの犬種は何なのでしょうか?
また「ラーゲリより愛を込めて」のクロについての話は実話ではありますが、脚色などがしてあるかと思います。
そこで「ラーゲリより愛を込めて」に出てくる犬・クロの犬種と実話との違いを調べてみました。
まず実話でのクロの犬種ですが、調べても出てきませんでした。
昔の出来事というのもあるのかもしれないですが、血統書がついていなかったりすると犬種がわからない場合があるので、そういったこともあるかもしれませんね。
それでは映画「ラーゲリより愛を込めて」でクロ役を演じたクロスケくんとダイキチくんの2匹の犬種はどうなのか、調査してみました。
まず、成犬時代を演じたダイキチくんのプロフィールです。
ダイキチくんは「わんわん大サーカス」に所属しているわんちゃんです。
犬種はMIXということでしたが、詳しい犬種についてはわかりませんでした。
いよいよ明日公開になります!
— わんわん大サーカス (@wanwancircus) December 8, 2022
12月9日公開
『ラーゲリより愛を込めて』
今の時代だからこそ、たくさんの方に見ていただきたい作品です。
大吉くんも撮影頑張りました????
皆さんぜひご覧くださいね!#わんわんサーカス #ラーゲリより愛を込めて #大吉 #クロ pic.twitter.com/jK1CG2H0WR
次に子犬時代を演じたクロスケくんですが、こちらはプロフィールがわからずでした。
そこで私個人の推測でクロの特徴を見て犬種をピックアップしてみました。
クロは「ラーゲリより愛を込めて」では黒毛の犬が演じており、お名前もクロということから黒いわんちゃんだということを前提に犬種を調べましたよ。
身近な黒い被毛の犬種というと日本犬ではなくラブラドールやプードルなどを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
ですが、時代背景的には犬種は最近主流な外国犬種ではなく、日本犬種もしくはその地域で生まれた野良犬の可能性が高そうです。
日本犬種であれば寒い地域に強い秋田犬や北海道犬といった犬種が当てはまりそうですね。
●当時のクロの犬種について情報は残っていない。
●映画のクロは子犬時代をクロスケくん(犬種は不明)、
成犬時代をダイキチくん(犬種はMIX)が演じている。
では、このようにクロも実在していたのですが、そんなクロを題材にしたお話が他にもあるので、ご紹介しますね。
「ラーゲリより愛を込めて」のクロは実話?他にクロが出てくるお話は?
先ほどは「ラーゲリより愛を込めて」に出てくる犬・クロの犬種について調べた結果をご紹介しました。
では次にクロの実話について、他にクロが出てくる作品についてご紹介しますね。
まず映画「ラーゲリより愛を込めて」で語られているクロのお話ですがクロのエピソードは実話でした。
また、氷海に飛び込んだクロを表す“氷海のクロ”の呼び名も実話でした。
クロは“氷海のクロ”とも呼ばれ「ラーゲリより愛を込めて」の原作でありシベリア拘留の実話をモデルとしたノンフィクション小説「収容所から来た遺書」に登場していますよ。
それ以外にも“氷海のクロ”をモデルにした絵本が調べると2冊ほど発行されているようでした。
“氷海のクロ”をモデルとした絵本についてタイトル、作者やあらすじとともにご紹介しますね。
●作・井上こみち/絵・ミヤハラヨウコ(Gakkenn出版)
<あらすじ>
シベリアの地で終戦後も働かされていた日本人たち
その人々の心の癒しは、一匹の黒い犬・クロだった。
そんなクロは働いていた人々が帰国する際、迎えに来た船を追いかけ氷の海に飛び込んだ実話を描いた1冊
●作・神津良子/絵・北野美子
※Amazonでは販売しておらず(あらすじは公表がないためレビュー)
シベリア拘留の厳しさや拘留された人々とクロの絆を描いた1冊
信じられない事実、奇跡的な出来事で感動そのものだった
氷海のクロをモデルとした絵本の1冊は現在どこのネットショップも売り切れでしたので、図書館などで探してみるのもいいかもしれません。
2冊とも絵本ということでマイルドに描かれてはいるものの実話に基づいて描かれているので感動は必須ですね。
映画「ラーゲリより愛を込めて」とともにクロの物語についてもこの機会に知ってみてくださいね!
ラーゲリより愛を込めてのクロは実話?犬種やエピソードを調査!のまとめ
この記事では、映画「ラーゲリより愛を込めて」のクロのエピソードが実話なのか、また、クロの犬種についてやクロを題材として絵本について調査してご紹介しました。
映画「ラーゲリより愛を込めて」に出てくる犬・クロや本編は多少脚色があるものの実話ということがわかりましたね。
また、“氷海のクロ”のエピソードに関しても実話でした。
実際のクロの犬種はわかりませんでしたが、時代背景などと照らし合わせて推測をご紹介しました。
「ラーゲリより愛を込めて」に出てくるクロ役の犬種については、成犬時代を演じたダイキチ君がMIXというのも分かりましたね。
そしてクロにスポットを当てた絵本も2冊出版されていましたよ。
このように過去な環境の中で拘留者たちの希望の光となったクロ、いつの時代でもワンちゃんは尊いですね♪