釣り中に魚が釣れた時、その場で魚をさばいて内臓を海に捨てる人もいますよね?
また魚の内臓だけでなく、外道と呼ばれる生きた魚をその場に捨てたり、死んでしまってリリースできなかった魚を海に捨てることは不法投棄にはならないのでしょうか?
実際、そのような魚を捨てる行為が不法投棄になって罪にはならないのか調査してみましたよ。
知らないと捕まる可能性も!?釣り初心者の方はチェックしてくださいね。
- 釣りで魚の内臓を海に捨てること
- 死んでしまった魚をすてること
- 生きた魚をその場にすてること
釣りでの行為が不法投棄になるのか?残った餌はどうすればいいのか?などを解説していきますね。
釣りで魚の内臓を捨てるのは罪になるの?不法投棄とは?
釣りをしていると、小さい魚はもちろんリリースしますが、外道と呼ばれる魚をリリースせずにその場に捨てているマナーの悪い釣り人がいますよね。
そして活きの良いままで魚を持って帰りたいと、その場で血抜きの後さらに内臓まで取って、海に魚の内臓を捨てる人もいます。
実際にこれらの魚や内臓を捨てる行為は違反なのでしょうか?マナーの問題なのでしょうか?調べてみましたよ。
結論から言うと、釣りの時に魚をその場でさばいて内臓などを捨てる行為は「不法投棄」にあたり、罪になりますよ。
「少しくらい海に捨てても」とか、「魚を自然(海)に返すだけ」「魚の内臓を捨てても、すぐに他の魚やカニの餌になる」と考える釣り人も多いですが、実際に魚の内臓をその場で捨てて海上保安庁に摘発されるという事件もありました。
元のニュースの詳細はありませんが、こちらの記事を要約すると、岸壁から魚の内臓や骨など340gを海に捨てた疑いで、会社員が海上保安部員に摘発されています。
340gで?と思うかもしれませんが、関連するブログを見ると実際この会社員はもっと大量の内臓などを廃棄していたようですね。
また注意されても無視したためらしいです。
他にもネット上で釣りの後魚をさばいていたところを海上保安庁に不法投棄で捕まり、調書を取られたという相談も見られます。
この人は魚をさばくための包丁も持っていたので、包丁も証拠品として回収されてしまったようです。
基本的に、海上保安庁に見つかった場合、注意などで済む場合が多いようですが、運が悪いと『捕まってしまう』ということも知っておいてくださいね。
ちなみに、不法投棄に関しては『廃棄物の処理及び清掃に関する法律』にて定められていますよ。
その中にある法律を簡単に解説すると、「公園や広場、キャンプ場、スキー場、海水浴場、道路、河川、湊湾その他の公共の場所を汚してはならない」と言われています。
また、「私たちはみだりに廃棄物を捨ててはいけない」とされていますよ。
これらの法律も関係して、魚をその場でさばいて内臓を海に捨てるというのは違法にあたってしまうようですね。
みんなやってるから、少し捨ててもゴミにはならない、は理由にはなりません。
釣り中に釣った魚をその場でさばいた時には、しっかりと内臓もゴミ袋などに入れて持ち帰るようにしましょう!
運悪く逮捕されても法律があるので文句は言えませんよ。
釣りの時、魚をその場でさばいて内臓などを捨てる行為は「不法投棄」にあたります!
魚の内臓を捨てる行為は「不法投棄」にあたりますが、それ以外のデメリットもあるようですね。
・敏感な魚が逃げる:周囲に釣り人がいる場合、とても嫌われる行為です。
・サメが寄ってくる:釣り場によって魚の内臓を餌にサメがよってくるため禁止されている場所もあります。
・綺麗に洗わずに内臓を取ると、内臓にいた寄生虫が身に潜り込んでしまう恐れがある:生き〆、血抜きまでで充分です。
このように、釣り中に魚の内臓を捨てることは不法投棄にあたってしまいます。
では、もし釣った魚が小さくてリリースしようとしても死んでしまった場合はどうすればいいのでしょうか?
釣りで魚の内臓を捨てるのは罪?死んでしまった魚、外道と呼ばれる魚を捨てるのは?
釣りの時、魚をその場でさばいて内臓を海に捨てることは不法投棄になり、過去に海上保安庁に逮捕される事件もありました。
では、釣りの時に、小さい魚なのでリリースしようと思ったら残念ながら死んでしまった時、死んだ魚を海に捨てるという行為も不法投棄になってしまうのでしょうか?
死んだ魚をリリースするのは不法投棄なの?
結論から言いますと、釣りで死んでしまった魚をリリースすることも『不法投棄』にあたります。
死んでしまった魚は「廃棄物」という扱いになるので、不法投棄の部類に入ってしまうようですね。
小さいですが、死んでしまった時は、ごめんねという気持ちで持ち帰り、しっかりといただくか家で処分をしてくださいね。
では、死んでいない「外道」と呼ばれるような魚をその場(陸上)に捨てることはどうなんでしょうか?
外道と呼ばれる魚を捨てる行為は不法投棄なの?
時々、生きた魚を邪魔なのか、釣りあげた後リリースせず、陸上に捨てる人もいますよね?
こちらは、ネット上で探した限りでは逮捕されたなどの判例が見当たりませんでした。
そこで実際に第七管区海上保安本部 海洋情報部の「海の相談室」へ問い合わせたところ、生きている魚を捨てる行為も「不法投棄」扱いとなるとのことでしたよ。
海から上げて魚をその場に捨てる行為は、魚が腐敗するとその場所の環境を汚したり、異臭を放ちます。
そうなるとやはり『廃棄物の処理及び清掃に関する法律』に触れることになります。
よっぽどひどい状況であれば、その場近くの警察や海上保安署に連絡すると対応してくれるとのことでした。
なので、もし釣り場で魚を平気で捨てるマナー違反に我慢できない時は、直接言うとトラブルになるので、一度相談しても良いと思いますよ。
また外道を捨ててカラスなどの鳥にあげる人もいますが、カラスへの餌やり行為自体も、動物愛護法に関係し、都道府県によっては条例違反なる可能性もあるようですよ。
条例で「カラスの餌やり行為が禁止」されている場合、毎回釣りの時に釣れた外道をあげているのを餌やりと判定されると違反として見られるかもしれないですね・・・
このようにいろいろな問題が重なるので、たとえ外道であっても生きた魚を捨てるべきではないですよね。
またその場で鳥や猫が食べずに魚を捨てたままの状態も釣り場ではよく見られますがマナーが悪く見えますよね?
釣りをしない人達から見ても、魚が捨てられている状況を見て気分が良いものではなく、釣り人全体のマナーが悪く感じられる原因の一つでもあります。
釣り人として自覚があるなら気持ちよく釣りを楽しむために、しっかりとマナーを守っていきましょう。
● 釣りの時、死んでしまった魚を海にリリースすることは「不法投棄」にあたります!
●また、外道と呼ばれる生きた魚を捨てることも「不法投棄」にあたります。
釣りのマナー的にも感じ悪いので生きた魚は海に返しましょう!
マナーの悪さに腹を立てる人も多いけど、よっぽどひどい時はトラブルにならないように各機関に相談してみてくださいね!
釣りで魚や魚の内臓を捨てるのは不法投棄・・・釣りが終わり餌のイソメが余ったな、という時はどうしていますか?魚の餌はどうなんでしょうか?
釣りで魚の内臓を捨てるのは罪?魚だけでなく餌も気を付けよう!
釣りの時、魚を捨てたり魚の内臓を捨てることは不法投棄とは分かりましたが、もしかして余った餌のイソメを捨てるのも不法投棄になるのでしょうか?
こちらも厳密に言うと「廃棄物」として捨てるなら不法投棄なんでしょうが、イソメを捨てて捕まった人はまだいないようですね。
(※イソメが入ってるケースはゴミなので捨てると不法投棄ですよ!)
ただ、釣り終わりにイソメを捨てるよりも、近くに釣り人がいたら残りをあげるという人が多いようですよ。
生きているイソメの場合は、もらった側も嬉しいと思いますし、釣り人同士のコミュニケーションも取れていいのではないでしょうか?
それに、アオイソメは生態系が違うため日本の海に返しても生きていけないようですよ。
返すなら砂地の方がいいという意見もありますが、とりあえずイソメが残ったら他の釣り人へあげるのが良さそうですね。
私もイソメが余った場合は近くの釣り人にあげていましたが、最近は『塩イソメ』にしているので、余ってもまた持ち帰ることができますよ!
塩イソメは死んでいるので余ってもまた持ち帰りができ、さらに生きているイソメよりも大物が釣れ(個人的感想)、使い勝手が良い気がます。
イソメを捨てることもなくなるので、塩イソメおすすめですよ。
釣りに限らず、持ってきたもの、ゴミは全部自分で持って帰るのがマナーですよね。
\釣り道具の処分に困ったら/
釣りで内臓を捨てるのは罪?その場で魚を捨てる行為は不法投棄になるので注意!のまとめ
この記事では、釣りの時に釣った魚の内臓を海に捨てることや、死んでしまった魚をすてることは不法投棄になるのか?残った餌はどうすればいいのか?などをまとめてみました。
釣りで魚を釣った時、その場でさばいて内臓を海に捨ててしまうと、海上保安庁に捕まった人がいるように立派な不法投棄として罪になってしまいます。
また、残念ながら死んでしまった魚を海にリリースすることも不法投棄にあたります。
さらに、外道と呼ばれる魚を陸に捨てる行為も不法投棄になり、釣り人としてもマナーが悪いという意見が多いです。
イソメなども捨てるよりは、釣り人にあげたり、塩イソメを利用することをおすすめしますよ。
不法投棄は釣り人としてもマナーが悪いので、しっかりとマナーを守って楽しく釣りをしていきましょうね。